設立趣意
高齢化率が2025年には30%超、2055年には40%と予想される、超高齢化社会を迎えた日本において、『健康寿命』をどう延伸するか。元気な高齢者を増やし、社会で活躍してもらうにはどうすればよいか、この問題の具体的な解決策となるプログラムや事業が求められています。
また、既に社会問題となっている「認知症」。2025年には認知症患者は約700万人。東京都の人口の約半数以上になるとも推計されています。認知症は誰もがかかる可能性がある、まさに「長生き病」。だからこそ予防が大切なのです。
当法人は、(地独)東京都健康長寿医療センター研究社会参加と地域保健研究チームの協力を得て、カルチャー分野で創立以来35年以上培ってきたノウハウを活かし、『声出しや朗読』により認知症予防をはじめ、高齢者の健康増進や生きがいづくりに取り組む新しい活動を介護・福祉の現場で実践するために設立されました。
今後は日本実験音声学会の協力を得て、さらに高齢者の「声と健康」の問題について研究を重ね、人間として真の健康寿命延伸に必要な「話す」という能力の維持・向上に最適なプログラム開発・普及・人材育成にも取り組みます。
NPO法人声とことばの力とは
朗読や声出し健康体操などにより、認知症予防や健康増進に取り組む「声出し活き生きプロジェクト」の研究、開発・普及、人材育成を行う専門機関です。介護予防、介護・福祉、指導者養成の3つの事業を手がけています。
高齢化に伴う声やことばの問題
この問題は社会的にまだまだ認知されているとは言い難い状況ですが、ことばを使って他者とコミュニケーションをとることが出来るのは人間だけであり、真の「健康寿命」を考えるうえでは今後欠かすことの出来ない視点です。核家族化や独居老人など、「声とことば」を使う状況が難しい現代社会において、発話機能の維持向上を促す専門プログラムが、高齢者の健康に新しい視点と改革をもたらすと考えています。
事業内容
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